函館ストーリー「潮風の午後、基坂にて」
きっと、ベイエリアからやって来るに違いない──
僕は、彼女が現れるであろう基坂を見つめていた。
潮風が、彼女の足音を運んでくる。
それは、僕が待つ元町公園まで、静かに届いた。
ある晴れた夏の日の午後。
僕は、暑い日差しを浴びながら、一ヵ月ぶりに彼女と逢う。
あとがき:風が運ぶ気配
函館の夏は、潮風が記憶や気配を運んでくれます。
この物語は、再会の予感と風の音が重なる、静かな午後の一瞬を描いたものです。
基坂の向こうから届く足音も、光に包まれた再会も、すべてが夏の函館らしい時間の流れの中にあります。
読んでくださった方の中にも、そんな風がそっと吹いていたら嬉しく思います。

いつ読んでも、このストーリーは
返信削除ロングワンピースにサンダルを履いた彼女の姿を想像しちゃうなぁ^^
1カ月ぶりに逢えるという
彼の胸の高鳴りが伝わってくるね^^
ぴいなつちゃん
返信削除函館らしい服装ですね(笑)
ぴいなつちゃんに似合いそうだね!
元町へ行くには八幡坂はキツイので、基坂を上ったり下りたりするのがオススメです(^_^ゞ