函館ストーリー「夜景の地図」
函館山から見る夜景は、あまりにも美しくて、言葉が出なかった。
私は、彼の手を思わずぎゅっと握りしめた。
ふと空を見上げる。
星は、あまりよく見えなかった。
輝く星よりも、夜景の美しさが勝っていたのだ。
私たちは、指で望遠鏡を作って── 夏の夜空に、夢の地図を描いた。
あとがき:灯りの星座
函館の夜景は、星よりも近くて、心に触れるような光を放っています。
この物語は、そんな灯りの中で交わされた、静かな感情の瞬きを描いたものです。
指で作った望遠鏡も、夢の地図も、すべてが二人だけの星座のようです。
読んでくださった方の中にも、そんな夜の記憶がそっと重なっていたら嬉しく思います。

指で望遠鏡をつくる、そこがすごーくかわいいよね!!
返信削除かわいらしいふたりの姿が目に浮かぶ物語^^
星空より美しい夜景、観たいなぁ🎵
ぴいなつちゃん
返信削除昔は函館の夜景を見るに双眼鏡やオペラグラスを持参していたけど、今はみんなスマホで撮影!
ビデオカメラもYouTuberぐらいだろうか?
これも時代なんだろうけど、レトロな街、函館なら指で望遠鏡をつくるような仕草がとても可愛く見えるのだよね(^_^)/