函館ストーリー「地上の銀河と夏の恋」
彼女と初めて訪れた函館の街は、潮風がとても心地よかった。
僕たちは迷うことなく、ロープウェイで函館山へと登った。
函館は夜景が有名だけれど、昼の景色にはまた違った素晴らしさがある。
よく夜景を宝石箱に例えるけれど── 昼の景色は、一つにつながる地上の銀河のようにも見えた。
青空と地上の星の狭間で、僕たちの夏の恋が、静かに始まった。
あとがき:昼の銀河に恋を乗せて
函館の昼景は、夜とは違う広がりと静けさを持っています。
この物語は、初めての街で感じた潮風と光、そして恋の始まりを描いたものです。
地上の銀河のような街並みの中で、二人の時間がそっと動き出す──そんな瞬間が、夏の函館にはよく似合います。
読んでくださった方の中にも、そんな始まりの記憶が重なっていたら嬉しく思います。

《青空と地上の星の狭間で、僕たちの夏の恋が、静かに始まった。》
返信削除やっぱり、ここの一文が好きだなぁ
たぶん、昔も同じこと書いていたのでは?と、思う^^
あえて夜景ではない景色を
地上の銀河と表現したのが
さすがですねぇ^^
ぴいなつちゃん
返信削除読みやすさと情景を分かりやすくしてみました!
最近は函館観光でも、夜は劇混みだからと、昼の函館山が人気のようです。
物語として先取りしてましたね(^_^)/